飲食コンサルタントは店舗にメニューを提案するだけではなく、開業から経営、キッチン周りの見直し等など、様々な面からサポートすることが仕事となります。
幅広い内容での支援が役目となりますので、やりがいについても大きなものがあります。
飲食店起業は、それ自体にも敷居がありますが、軌道に乗せるのはさらに難しいものです。
経営が厳しくなっている飲食店は後を絶たず、サポートを必要とする店舗は少なくは有りません。
飲食コンサルタントに求められること、大切なことを考えてみましょう。

知識と技術とアピールする力が必要

飲食コンサルトに対し、開業したいと言う方、今まさに改善を求めているオーナーが期待することについて考えてみましょう。
それは、どうすれば飲食店経営が軌道に乗り、安定するかということですが、その方法には確実な根拠が求められます。
出口のない不安や先の見えない悩みを抱え、自信が持てないと困っている方の要望に的確に応えるには、飲食コンサルタント側が確かな技術や知識を持っていることが必要不可欠です。
飲食店の経営改善を考える際、欠かせない要素は如何に美味しいメニューを作るかということだけではなく、開店資金を集めたり、効果的な資金繰りを考えたり、マーケティング面でも、様々なことを考える必要があります。
レストラン、食堂、様々な飲食店をプロデュースする上で、信頼を得るには、そう言った力を持っていることを積極的にアピールする事が大切です。
まずは、一通り勉強を頑張ること、そして次のステップとしては、経験が大事です。
何を学び、どう言う経験を積んで来たかということが、実績として認められ、アピールポイントになっていきます。

とにかく経験を積むこと

本で読んだ知識や、教師から教わったことなどは確かに基礎的な部分では役立ってくれます。
しかし、それだけでは飲食店オーナーから信頼を得るのは難しいものが有るでしょう。
技術や実力をしっかりとアピールし、相手から信頼を得るためには、経験を積むことは欠かせません。
この為、飲食コンサルタントとしての仕事を始める段階では、付き合いのある方や、知人からの依頼を貰って仕事をこなしておくことは、一種のセオリーと言えるでしょう。
しかし、思い切って独立したという場合など、いきなり飛び込んでしまったという場合もあるかも知れません。
そういう時は、セミナーに参加したり協会に入会したりして、実際的な情報を集め、人脈を広げていくのも大切です。
セミナーなどでは、他人のものであるとは言え、本やブログでは書かれてない貴重な経験を聞き、学ぶことも可能です。
例え少しの経験でも、実際に見たり聞いたり、携わったりしたことは大きな財産となります。
まずは、積極的に現場に立つことも勿論ですが、現場に近い位置の人間と接することも経験に繋がりえます。