塾の卒業生には、やはりこれからの人生を有意義なものにして欲しいという気持ちがあります。
そのためこちらも全力で指導を行い、それが今後に活かされると考えると嬉しい気持ちになれます。
そうした気持ちを持っていると、塾以外のことでも手助けができることがないかと考えることがあるのです。
ある時にも、卒業生に対してベビーシッターのバイトをすすめた出来事がありました。
その経験が今後に活かされるのではないかという考えがあったからです。
教育者になりたいという卒業生
生徒とこれからのことについて相談することがあるのですが、ある卒業生は教育者を目指しているとのことでした。
三者三様の想いがありますので目指す進路も様々ではあるものの、塾講師をやる立場として、同じ方向性で考える生徒がいると嬉しく感じるところです。
一口に教育者と言っても色々な職業がありますが、人に指導をするという意味では学校の教師だろうと塾講師だろうと同じことです。
秘かに、自らの指導もあって憧れてくれる部分もあるのかなと考えてしまうこともあります。
もちろん、全く関係ないところで志そうとしたのかもしれないですが、どんな理由にせよ親近感を持ちますし、将来的に本当に教育者になった時に再開できたら感慨深いものがあるかもしれません。
少し話しが逸れてしまいましたが、近いものを感じたということもあって、もっとできることがないかと考えました。
ちょうどバイトのことが話題に出たこともあり、それならベビーシッターがおすすめと思った次第です。
子供への接し方に慣れることが重要
なぜベビーシッターのバイトが良いと思ったのかというと、教育者たるもの相手との接し方を考えなければいけないからです。
それならば家庭教師でもやった方が良いと思うかもしれません。
確かに家庭教師の方が教育者という仕事に近いものを感じやすく、人に教える練習にもなります。
ただ、ベビーシッターの仕事に就くことで違った角度で学べるのではないかと思いました。
例えば赤ちゃんの面倒を見る場合、世話をする方は相手の感情を思慮深く察することが大切です。
言葉を話せないわけですから、そこは大人が感じ取る必要がありますよね。
その感じ取るという姿勢こそ教育者にとって必要なのではないかなと思っています。
人同士のやりとりをする場合、全てが言葉を通して語られるものではないですから、相手が今何を考えているのかを考える必要があります。
赤ちゃんの世話をする際にも、全力で相手の感情や主張をキャッチしなければならないですから、教育者になるためのベースを磨くという意味でも適したバイトと考えました。